書籍概要
分散型バージョン管理システムGit(ギット)についての入門書。
GitHubやSourceTreeなどの使い方についても記載されています。
情報の透明化のためにGitを使う
私自身構成管理についてはCVS、Subversionの時代から知識が止まっていたのですが、いよいよ業務でGitとGitHubを使用することになったタイミングで、一度きちんと基礎の基礎を学びなおしておこうと思い、購入しました。
なお、最初に読んだときは初版でしたが、現在(2023年時点)では第2版が出版されています。特に理由が無ければ第2版をお手に取っていただければ間違いありません。
マンガで解説する系の本に関してはいろいろな評価があるのですが、この本に関してはAmazonのレビューも評価が高く、本質をついていて、考え方の勉強になりそうだと感じたので、即購入しました。
3時間ほどで読了&PCで実践することができています。
ソース管理ツールだからプログラマーしか関係ない、なんてことはありません。
文書の管理もできるし、履歴も残せるから、非常に便利です。
最後の方で、「Gitは何が嬉しいか」という問いに対する回答として、わかばちゃんが「情報の透明化」を挙げているのですが、まさにこれはアジャイルの考え方でもあります。
1人ならまだいい、2人でもどうにかなるのですが、3人以上になるとソース管理が途端に難しくなります。それどころか、誰がどのような作業をしているのかも分からなくなってきます。
そのような際にGitは非常に有効です。誰がどのような作業をしているのか、透明化してチームの開発力をアップしていきましょう。
ソーシャルワークへの活用
こういったツールでソース管理ができて、しかもプルリク&ソースレビューが出来る体制が整えば、リモートで作業が可能となります。
もう少しいうと、社員だけでなくプロボノメンバーや副業としても世界中からソフトウェア開発や文書作成や時には資料などの管理ができるようになることから、新規事業を立ち上げた際に仮に社内でヒューマンリソースが確保できなくても、3rdベンダーや外部メンバーから支援を受けられると思います。
プロダクトマネージャーはぜひGitを有効に活用しながら開発力を高めていきたいですね。
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